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北上ツーリング時の装備

目次

メインバッグ

メインバッグの中身

メインバッグは厚手のビニール製で防水性バツグン。しかし衣類や地図など濡れて困る物はビニール袋でさらにくるみ、念入りに防水します。コンビニで買い物をしたときのビニール袋は捨てずにとっておきましょう。特にお米は重要。肉野菜がなくても米さえあればしのげるし、濡らしさえしなければ保存もききます。ただし米以外の生鮮食料はこのバッグの中には入れない方がいいですね。通気性ゼロで、まる1日も放っておくと傷んで食べられなくなります。

まん中の黒いのがコールマンの3シーズンシュラフ。9月の東北は肌寒く、シュラフの中で長袖を着込む事もありました。

下にある長いのはアクセルとクラッチのスペアワイヤー、定期交換したあとの使い古しです。チョークワイヤーは切れてもどうって事ないですが、アクセルとクラッチはちょっと大変。長旅のときには必ず持ちます。

旅の途中で地面の石にこすれて底にピンホールがあき、水がジワジワとしみこん出来たので、パンク修理パッチで塞いで応急処置しました。でもあまりゴムのりとは馴染まないようで、時々剥がれてきます。


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コッヘル、まな板、包丁

台所用具

コッヘルはいつものセット。四角いのは1人用飯ごうのメスティンで、絶妙のすき間のあるフタにより、少量の米でも奇麗に炊けます。エバニュー製チロルフライパンは、何かというと焼き物炒め物に走る傾向のある私にはなくてはならないものです。使い込むと裏面に黒いシミが焼き付いて取れなくなりますが、これも味でしょう。

フォークとスプーンはアウトドアメーカのチタン製ですが、サイズが微妙に大きく使いにくかったです。特にスプーンは幅がありすぎてジャムやマスタードの小びんに入らない場合が多く、普通の家庭用スプーンの方がずっと使いやすい印象。

数年来愛用の竹箸があったのですが、あんまり汚かったせいか初日の黄和田キャンプでゴミと間違われて焚き火に燃やされてしまい、それ以来普通の割り箸を使ってました。意地でずっと同じのを使ってたけど、あんがい長持ちするものです。

木製のしゃもじは別になくてもいいですが、趣味で持ち歩いてます。食事には雰囲気も大事なので。


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ストーブ、ランタン

あかりと火器

ランタンはカセットボンベを使うタイプで、スーパーやコンビニでも補給出来て便利・・と思いきや、売ってるのはほとんど3本パックなので移動のさい荷物が増えるし、モノによっては品質が悪く、ハズレのボンベが混じっててすぐ空になったりと、お得な感じはあまりしなかったです。

それに単独野営の時は誰と宴会するわけでもないので早く寝てしまい、夜遅くまで煌々と点けてる事はありません。いっそガスランタンは持たず、単三電池のヘッドランプのみか、超軽量なローソクランタンで間に合ったかもしれません。

いっぽうMSR社のガソリンストーブ「ウィスパーライト」はじつに頼りになりました。燃料の心配もなく(オートバイのタンクにいくらでもある!)、ゴー、シュッシュッシュという燃焼音は、それだけで疲れた体を癒してくれます。掃除もロクにせず、ひと晩雨ざらしにしたり、暗闇でつまずいて蹴っとばしたりと粗雑な扱い方でしたが、旅の間中トラブルはなし。コツさえ覚えれば1人分のご飯でもきっちり炊けるし、火力調整コック部の注油をしておけば火力の安定もぐっと増します。雑誌やカタログでは同じMSRの「ドラゴンフライ」の方が性能が上、と書かれる事が多いですが、ゴトクの形や収納方式、燃焼音があまり好きになれないので使っていません。こういった道具は性能だけでなく、デザインや全体の雰囲気も重要だと思っているから。でも人にすすめるなら、より高性能なドラゴンフライですね。

銀色のはストーブの風よけと熱反射板。こういう実用品がきちんと純正で付いてくるあたり、メーカの考え方が窺えます。どんな静かな夜でも、野外では必ずと言っていいくらい風が吹いていますから。

ラジオペンチはストーブ本体のメンテ用。アウトドア雑誌にはナイフやノコギリのついた1万円以上もする折りたたみペンチがよく出ていますが、ペンチだけなら数百円で買えるコレでも十分。紛失しても気になりません。


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調味料

コショーや塩など

銀色のポーチにいっぱい押し込んでいるのは調味料。油、塩、コショー、味噌に醤油に砂糖にマヨネーズに、etc・・コレがあるとなしでは食事の充実感が違います。コンビニ弁当で手軽にすますのもいいけど、1日の締めはやっぱり炊きたてのご飯においしいおかずです。


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地図

地図

ツーリングマップル、全国ぶんで7冊・・これには参りました。なんたって重い!しかも雨に弱く、ちょっと濡らしただけでシワシワになっちゃいます。Touring(長距離行)の名を冠するなら、もっと耐久性のある素材で作って!

誤植や道順違いが時々あり、一時的にルートを見失う事もありましたが、あとで話のネタにもなるので、いまとなっては楽しい思い出です(^^)

7冊のうち北海道版だけは縮尺が大幅に異なるので要注意!本州と同じペースで走っても、なかなか次のページに進みません(笑)


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着替え

衣類

下着はパンツとシャツと靴下で各2組(いま着ているのを入れれば3組)、防寒用長袖シャツ、遊び着用にアロハと短パン。

洗濯は時間がないときやGパンなど大物のみコインランドリーに行きますが、たいがいはビニール袋に洗剤と水を入れて手もみ洗い。9月の東北は日中は暑くても明け方にはかなり冷え込みますので、赤い長袖シャツを着込んで寝ました。


長袖

こちらは自転車競技用の冬用ロングジャージ上下。生地が薄いのでかさばらず、持ち運びにも有利。地肌に着ると暖かく、汗も蒸散させてくれます。これがあると冬場でもさほど厚着しなくていいので、私の標準的な冬装備です。9月の北海道がどれくらいの気候かピンとこなかったのでとりあえず持っていったのですが、結局使いませんでした。夏場でもストーブを常にスタンバイしているという道東方面だったら必要になったかもしれません。

どちらもビニール袋に2重にくるんで、ぜったい濡れないように気を配ります。


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本

野外での読書もなかなかいいもの。お気に入りの本を読むためだけに、たとえ雨でもキャンプしに行く人を私は知っています。雨の夜はシートをたたく雨音とランタンの灯りがまた格別な雰囲気なのです。


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