コッフェルとはナベや食器類の事。メインはスノーピークの丸ナベ2組セットで、地元のホームセンターで3千円くらいで買いました。最初はフライパンも付属していたはずですが、どこかのキャンプ地で無くしてしまったので、エバニューの1個千円のアルミ製フライパンを追加してあります。
今時は超軽量のチタン製コッフェルもありますが、いかんせん高価。ステンレスは安く頑丈で、野外で惜しげなく使えるのがいい点。
近年もっとも出番が多いのは、トランギアのメスティンという長方形をしたコッフェル。
フタの密着度が絶妙で、北欧スウェーデン製ながらご飯がおいしく炊けるので有名。1人用の飯ごうと言ったところでしょうか。
材質は薄手のアルミ。ステンほどの頑丈さはない反面とても軽く、使い込んだ傷や焼き付きもかえって愛おしく感じます。作者は側壁をマイナスドライバーで叩いて一定間隔で凹みを入れ、お米や水のレベルを計る目盛りにしています。
作者が最初に買った頃は1個6〜700円位でしたが、今はちょっと値上がりしています・・。
まな板もスノーピークの木製の折りたたみ式で、間に小型の包丁がしまえます。ただし洗うのが面倒なので、インスタント食品で済まして使わない事もよくあります。ネギをきざむ程度なら、ナベの上でハサミで切るだけでも十分。
カトラリー(お箸やフォーク、スプーン類)は台所にあったものを適当に集めてタオルにくるんで携行するのが常。雑誌で華々しく宣伝しているようなアウトドアメーカー品は輸入物をベースにしているものが多く、日本国内では必要以上にサイズが大きい場合もあって、例えばスプーンなどは調味料の小瓶に入らないなど、かえって不便だったりします。値も張るので、キャンプ地でなくしてしまったらショック・・(大人数のキャンプでは、人のを間違えて持って帰ってしまいがちなのです)。
マグカップはスノーピークの容量220mlのチタン製ダブルウォール(二重構造)。取っ手が折りたたみ式じゃない頃の旧型です。
スノーピークの雪の結晶やロゴマークはすっかり消えてしまい、内壁もコーヒーのシミがこびりついていますが、いろんな所へいっしょに旅したカップだし、自宅でもよく使っていますので、なかなか手放せません。
テントを張った場所と炊事棟がうんと離れていたり、シーズンオフでは水が出ない所もあるので、飲料水を貯めておく容器があると便利。あと寒い朝、テントの中から出たくない時にもコーヒーが飲めてすごくありがたいですね。
以前はプラスチック製の四角い容器を持ち歩いていましたが、今はエバニューのウォーターキャリーという折りたたみ可能なものを使っています。容量2リットルで900円ほどでした。
使わない時は丸めてコンパクトに収納出来、水を入れれば底のマチが広がって自立します。同様の製品ではプラティパスが有名。
構造的に内部の水気を完全に切るのが難しく、帰宅後ちゃんと洗って乾燥させないと、合わせ目に水垢が出てしまうのが弱点でしょうか。
アウトドア趣味におけるナイフの類は、凝り始めると本当に奥深い世界。でも作者は「とりあえず切れればいいや」位にしか思っていないので、まな板とセットになっていたステンの安物や、百均で買ったミニ包丁にあり合わせのダンボール紙を折って鞘をデッチあげるなど、その道のマニアの方には笑われそうですけど、最近の百均モノはなかなか優秀なので、結構なんとかなるものです。
もちろん切れ味は大事なので、刃の手入れだけはちゃんとしています。
スイスのビクトリノックス キャンパーという製品。いわゆるアーミーナイフですね。ホームセンターで4千円ほどでした。
主にステンレスで出来た刃や各ツールはとても頑丈で、何年もろくに手入れしなかったり、ジーパンのポケットに入れっぱなしで洗濯してしまっても、ほとんどサビも出ず切れ味も鋭いまま。本物のアーミーナイフはさすがに高品質です。
アウトドア雑誌を読んでいると、こういうのがいっぱい出てきて「頼りになる男の道具!」的な煽り文が踊っています・・作者が以前やった22日間の長距離ツーリングにも持って行きましたが、実際に使ったのは小さい方のナイフの刃だけ。それも風景スケッチで色鉛筆を削るのが主な用途でした。長い方の刃は料理などに使うには短いし、穴あき縫い針やコルク栓抜きに至っては、引っ張り出した記憶すらありません。いっしょに持って行った裁縫セットの小型ハサミの方がよっぽど出番は多かったです。
でもこれを持っていると、何となくアドベンチャーな気分が高まって来るのも事実。アウトドア趣味にはそういった道具も必要なのかな・・と思います。