ホームセンターのアウトドアコーナーに行けば大抵置いてある、ロゴス製のツーリングドーム。6千円位で買いました。
フライシート(外側の覆い)が小さく、しかも大雨が降るとテントに接触する事が多くて室内に露が付きやすいのと、前室がないに等しいのが弱点。タープと組み合わせたり、小さめのブルーシートをロープで張ってテント前に追加するなどしていました。
作者が以前やった22日間の長距離ツーリングでもこれを使いました。耐水性はいまいちでしたが、そのぶん乾くのも速くて、誰に気を使うでもない男のソロキャンプにはちょうどよかったです。価格の割に軽いのもいい点でした。
10年使ったロゴスから、ツーリング用テントの定番、コールマン製のドームテントに買い替えました。県庁所在地にあるアウトドアショップSPORTS DEPOにて1万4千円位。
定員1〜2人とありますが、実質的にはソロキャンプ専用でしょう。
比較的大きな前室があるので、雨の日にはとても重宝します。フライシートと本体の間隔が大きいので露つきにも強く、フルカバーされている割にはあちこちにメッシュスクリーンがあり、通気がよくて快適。
オートキャンプ場でコンセントを使うための延長コード引き込み口までついています。
骨格はシンプルな2本クロスポールに加え、前室支持用が1本の合計3本。
テント本体はスリーブにポールを通すのではなく、組んだ後からフックで引っ掛けるタイプ。こっちの方が設営が早く、形も整えやすい印象です。
総重量は約3.5キログラムとちょっと重めながら、先代のロゴスドームよりも小さく収納出来ます。
欠点は、フルにペグダウンすると11カ所、強風用の張り線なしでも7カ所打ち込む必要があるのと、定番商品のため使っている人がとても多く、夏場のキャンプ場では同じ緑色をしたテントがあちこちに建ち、自分の家がわからなくなる点でしょう・・(笑)。
テントの補助や宴会スペースの確保に便利な、六角形をしたいわゆるヘキサタープ。
支持ポールは2本のみで、ペグダウンしたロープのテンションのみで自立する構造なので、1人で設営するのは不可能とまでは言いませんがものすごく面倒。よって、ある程度人数が集まる時にしか出番はありません。
でも誰か1人これを持っていると、テントの間に渡したり、車のドアに挟んで固定したりと、いろんな使い方があって便利。
野外にテーブルを出して宴会していると、いつの間にか夜露でびっしょり濡れてしまうものですが、タープがあればかなり快適に過ごせるようになります。
タープそのものは一枚シートなので、面積が大きい割にテントのようにはかさばりません。でも金属製の直立ポールが長く重いので、持ち運びはちょっと大変。自転車ツーリング向けではありませんね。
安物のテントやタープを買うと、付属してくるペグはたいてい太い針金をカギ状に曲げただけの頼りないものばかりで、アウトドアの現場ではあまり役に立ちません。
太くて強い金属製のペグが、それほど高くない値段で売っていますので、ぜひ交換しておくべきです。
打ち込み用のハンマーも、大工道具のプラハンマー(中心は重い金属で叩く部分が硬い樹脂)を愛用しています。これと太い金属ペグを組み合わせれば、あまり整備されていない小石混じりのキャンプ地でもガンガン突き刺さり、設営スピードが全然違います。曲がったペグを叩いて修正するのも簡単。
ペグのハンマーが当たる部分はグラインダーで平に削って、滑りにくいようにしてあります。先端もよく刺さるよう、定期的に尖らせます。
キャンプするたび1本2本となくなったり、逆に見覚えのない他人のものが袋に混じっていたりするものですが、自分なりの加工をしておくといい目印になります。おかげで自分が忘れていったペグを何年後かに同じテントサイトで発見した事もありました。
コールマンの3Dコンフォート マミーライトという化繊のシュラフ。購入時は8千円ほどでした。
さわった感じペラペラでちょっと頼りないですが、小さな破れを縫い合わせつつ、もう10数年も使っています。
3シーズン用なので保温性はそこそこ。寒い夜はジャケットを着込んで入れば体は何とかごまかせるものの、足先が冷えるとなかなか寝つけません。このシュラフは足元の部分が二重の保温ポケットになっており、ここに足を突っ込めば、かなり楽になります。
収納用のスタッフバッグも付属しますが、足元に収納用の覆いと3本の圧縮用ベルトがくっついているので、こっちを使った方が小さくなり、バッグをなくす心配もありません。
保温材が化繊のため、ダウンシュラフほどには小型軽量にはなりませんが、オートバイツーリングではこれで十分でしょう。
サウスフィールドの組み立て式テーブル。釣具屋さんの閉店セールの特売で3千円くらいで手に入れました。
同様の製品は各メーカーから出ていますが、脚部のポールが分割式になっていて、2段階の高さ調整が出来るタイプは、これの外にはあまり見当たりません。
取説によればテーブル面の耐荷重は10キロまで。踏み台がわりには使えませんが、コーヒーセットやランタンを置いたり、2〜3人で食事をするにはこれで十分でしょう。
ほとんどの材質がアルミで、天板は蛇腹状に折りたたんでポールと一緒に収納可能。
これと折りたたみ椅子があれば、かなり「文化的」なキャンプになります。
これらの道具をまとめて放り込むのが、今はなきJTC社製の青いツーリングボストン。名前こそボストンですが、実際には単なる厚手のビニール大袋にファスナーを付けただけの単純なもの。今にして思えば、何でこんなものが7千円もしたのか不思議です。
しかし耐水性は抜群。今までほとんど水漏れした事がなく、雨の日でも荷物を入れたまま屋外に放りっぱなしにしておけます。長年使い込んだおかげで底部分はさすがにピンホールが出来ていますが、パンク修理剤やテント補修シートなどでどうにか塞いで使い続けています。
単純な袋ですので、きっちり固定するには経験が必要です。中の荷物の位置とオートバイのシートの形をうまく揃えないと、走行中にズレて荷崩れ状態になってしまいます。
これももう10数年は使っている、JTC製のタンクバッグ。北上ツーリングにもこれを持って行きました。
現在の主流モデルとの大きな違いは、上面に透明なマップ用ポケットがない点。一番上のフタを開けると、内側にクリアポケットがあります。
つまり「地図が見たけりゃ横着しないでちゃんと停まって見ろ!」という訳です。設計者の安全への配慮でしょうか。