HOME

無印26インチ・その2

メーカー不詳・26インチ

2台目の無印26インチ

ご近所から不要になった通学用自転車を譲って貰い、ホイールを組み直して作ってみたのがこの2台目の無印26インチ。程度のいいパーツは1台目の再生に使ってしまったので、シングルギアでドロヨケやスタンドもなし、ライトまでも省略したシンプルな構成になりましたが、これで同じ26インチの1台目よりも格段に軽い車重13キログラムを達成、変速ギアこそないものの、これだけ軽いと上り坂がうんと軽快に感じます。ドロヨケがないので雨の日はちょっと乗れませんが、14ミリのスパナ1本で前輪が簡単に外せるので、車に積んで遊びに行くのにいいですね。その気になれば列車で移動する輪行だって可能でしょう。

ただし屋外放置が長かったせいか、左右チェーンステーの車軸側に腐食穴がいくつか空いてしまっていました。ここが折れたらフレームはおしまいですが、まだ穴は小さく、なんとか強度を保ってくれているようです。そのうちどこかの板金工場に行って、溶接で穴埋めしてもらおうかなと思っています。


フレームのゆがみ 2006年1月2日

ガス溶接で穴をふさぎ、しばらく乗っていたのですが、坂道などで手放しをすると車体が右へ右へと逃げていくので、パーツを外してヘッドから糸を張ってみたら、後ろ三角(チェーンステーとシートステー)がかなり歪んでいました。なんとか力業で修正してみましたが、しばらくするとまた曲がりが出てしまいます。どうも過去の転倒、もしくはパイプ内部の腐食の進行でクセがついているようです。

近日中に廃棄 2006年1月16日

それまではあまり気にしていなかったくせに、フレームが曲がっているのがわかって以降、乗っていても直進性の悪さや各部のきしみが妙に気になってしまい、楽しくありません。無印フォールディングバイクが修復を終えた事もあわせて、これのサドルにまたがる時間は激減してしまいました。完治する望みも薄いですし、これ以上手間をかけたくないな、というのが本音。残念ですがこのフレームは近々廃棄処分に出そうと考えています。使えるパーツはすべて取り外し、1台目の無印26インチのスペアとして保管する事になるでしょう。

自転車の廃棄方法について

これは自治体によってもかなり異なると思いますが、作者の地元、鹿児島県薩摩川内市での例を挙げますと、まず車体丸ごとの場合は市内にあるクリーンセンター(清掃局)に直接持ち込む事になります。料金は重量100キログラム毎に300円。

これがパーツ単位だと通常の不燃ゴミ(危険物)扱いとなり、市指定のゴミ袋に入れて月イチの回収日に出す事が出来ます。もちろん料金は不要。大きなフレームやホイールリムはそのままだと袋に入らないので、何らかの方法で小さく切断する必要があります。

タイヤとチューブのみ週2度の可燃ゴミに出してもいいそうです。実はタイヤの縁部分には金属のワイヤーがぐるっと仕込んであるし、チューブに生えているバルブも金属製ですが、そのあたりをクリーンセンターの担当者さんに訊いてみたら「その程度なら気にしなくて大丈夫です」との返事でした。当市では細かい金属パーツを含むビデオカセットなんかも可燃ゴミ指定になっており、分離が困難ならば少々の金属はあってもかまわない、という方針のようです。ただ作者的にはちょっと気が引けるので、古いタイヤはグルグルに曲げて縛った上で、月イチの不燃ゴミの方に出すようにしています。