レギュレータ不良により、電圧が異常に高まってバルブの寿命が極端に短くなるケースがありました。 通常は15ボルト程度ですが、20ボルト近い電圧で新品バルブが1日でダメになった例もあります。 テスターで計測すればわかりますが、常に異常な値を出しているとは限らないので判断は難しいところです。ちなみに新品レギュレータは定価で2万円ほど。
バルブ内のフィラメントが切れかかっているときは、前のレンズ部分を手でポンと叩くと接触を回復して、しばらくは使える場合があります。
参考リンク:
走行前のトラブル・エンジン/レギュレータから音がする
ウインカーのどこかのバルブが切れているか、寿命が近づいています。交換してください。
無接点式リレーを採用している92年9月〜11月以降のモデルでは、バルブが切れると、切れていない方の点滅速度が速くなります。 これ以前のモデルでは接点式リレーが使われていましたので、点滅が停止して点灯したままになります。
いちばん多いのはワイヤー切れです。メーター側のスクリューを回してワイヤーを外し、Fホイールを回転させて中のワイヤーが回るかどうか、また引っ張ってみてスルスルと出てこないかチェックしてください。
ワイヤー交換は、メーター側は簡単ですが、反対側はホイールを丸ごと外す必要があります。これはメーター用ギアボックスのケーブル固定ネジ(プラスネジ)を回すのに、そのままではFフォークアウターが邪魔でドライバーがまっすぐ入れられないからです。
参考リンク:
初期型Bandit250・メーターワイヤーの点検・交換
Fホイール中心にあるメーター用ギアボックスの歯車が摩耗して、空転してメーター指示が出来なくなった例があります。丸ごと交換するしかないようです。
ワイヤーでなく電気式なので、配線の接触不良、または断線している可能性があります。バッテリー端子が緩んでいて動きがおかしくなった例があります。
タコメーターは、イグナイターからプラグへの点火信号をもとに動いていますので、走行中になんらかの原因(サイドスタンドスイッチの不良・キルスイッチを切る・・など)で信号が止まったら、たとえエンジンが惰性で回っていてもタコメーター指示はゼロになります。
照明バルブはウラ蓋を外せば交換できますので、新品に交換しましょう。
参考リンク:
初期型Bandit250・メーターの照明球の点検・交換
初期型の白い文字盤は明暗差に乏しく、本来は赤色に近い指針も長い年月のあいだ日光にさらされてオレンジっぽく退色しているせいか、 夜間は見にくいと感じる人が多いようです。
後期型に標準の燃料計はタンクの下あたりでコネクタにより接続されていますが、ここが接触不良になる場合が多いようです。 雨天走行のあとや、タンクを外しての整備作業を行ったあとで不良になった場合は、接続をよく確認してください。
メインキーがONの状態で燃料計のコネクタを外すと、針がゼロに落ちます。その状態からコネクターを再度取り付け、指示が正常なら原因はコネクター。それでも指示がおかしい場合(満タンにもかかわらず、途中までしか指針が上がらない、など)、タンク内部の燃料計センサー(フロートの引っ掛かり等)の異常が原因と思われます。
構造上の問題か、品質的なものかは分かりませんが、同じ人が過去に2台、それも新車で経験された例も。