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寒い時期のウエアに関する記録

目次

長袖ジャージ

PEARL IZUMI 秋冬用ジャージ

自転車ウエアの老舗、PEARL IZUMI製の秋冬用長袖ジャージです。主にクロスバイクで長時間・長距離スポーツ走行をする時に着ています。

実はこれ、かなりの年代物。PEARL IZUMIのマークが螺旋模様の「P」から今の「iP」に変わった頃で、昭和60年代と記憶していますので約30年前。当時の価格は1万円ちょっとだったと思います。

今のサイクルジャージは前がファスナーでフルオープンになるものが多いですが、この時代は襟近くが10センチほど開く開襟タイプが主流でした。そのファスナーも壊れて久しく、替わりに細く切ったマジックテープを縫い付けてあります。


新品の頃には起毛された白い裏地があったはずですが、経年劣化でほとんど剥がれてなくなってしまい、今や単なる長袖ジャージに過ぎません。それでも化繊のアンダーシャツを内側に着込めば気温12〜13度C程度の日中なら問題なく走れます。中で汗をかいても適度に吸収して外に蒸散してくれるので、汗冷えもしにくいです。生地や縫い目もしっかりとしており、さすがは国内の一流メーカー、まだ当分は使えそう。

こちらは南国鹿児島なれど1月2月の厳寒期はそれなりに冷え込み、朝方に氷が張る日も時々あります。そんな時はさすがにこれだけでは辛いので、上からウインドブレーカー等を重ねます。

背中にある3分割のバックポケットは現代のものと変わりません。


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アンダーウエア

どんなに寒い日でも、自転車に乗ると体は自然と汗をかきます。冬場はヒートテックに代表される発熱系のアンダーを着る人が多いと思いますが、日常生活でならともかく、自転車のように運動でたくさん汗をかく環境下では蒸発が間に合わず、汗で濡れたアンダーがかえって体を冷やしてしまう逆転現象が起きます。そのためヒートテック系のアンダーはスポーツ用途には向かないと言われています。高価なスポーツ用でなくてもいいので、ポリエステルなど化繊のシャツを選ぶといいでしょう。最悪なのは綿のシャツで、汗を吸うだけ吸って全然乾いてくれません。

おたふく手袋 パワーストレッチ JW-170

最近導入した、流行りのコンプレッション系アンダーシャツです。主にクロスバイクで長時間・長距離スポーツ走行をする時に着ています。

作者は身長165センチ、胸囲90センチ、へそ周り85センチ、二の腕中央周り28センチで、Mサイズを購入。全面シワがよらない程度にピッタリ。着る時に腕を通すのがちょっときついですが、袖丈は手首ジャストで裾もちょうどいい長さ。


買ってすぐこれを素肌につけ、上から長袖サイクルジャージとウインドブレーカーを着て、気温6度Cの下でしばらく走ってみました。肌寒さは完全にはなくならないものの、運動するにはちょうどいい感じで快適でした。汗も適度に吸って蒸散させてくれます。

ただし気温が上昇してくると汗の処理が間に合わなくなって背中の下の方から汗冷えしてきますので、アウター等で調節する必要はあると思います。

着圧はかなり高めで、普段着のアンダーとして使うなら1サイズ大きめの方がいいかもしれません。


アームウォーマー

寒風吹きすさぶ中、自転車で長時間走ると一番冷えるのが腕とお腹。家に帰りついて風呂場で着替える時に触ると、びっくりするくらい冷たくなっている事がよくあります。

このアームウォーマーの正体は姪っ子が子供の頃使っていたニットのレッグウォーマー。サイズが作者の腕にちょうどよかったので、ウインドブレーカーの下にこれを着込めば、耳が切れるような寒い日でもさほど辛さはありません。

ただし走っているうちにだんだんずり下がって腕がコブみたいになってくるので、長時間走る時は肩口を洗濯バサミで留めていました。

上記のコンプレッション系アンダーシャツを買った後は出番がぐっと減りました。


腹巻

百円ショップのダイソーに売っていた(おそらく)女性用の腹巻です。薄手でよく伸びてフィットするので、サイクルジャージに合わせるのに都合がいいのです。

深夜勤務の時には背中部分にハクキンカイロ用の袋を安全ピンで留めて使っていました。腰が暖かいと寒空の下でも安心出来るのです。


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ウインドブレーカー

走行中の風をブロックし、体温が奪われるのを防ぐウインドブレーカーは秋冬における最前線の装備と言えます。中に着ているウエアがそれほどいいものでなくても、外側にちゃんとした防風性があれば結構ごまかせるものです。

ホムセンのナイロンジャンパー

ホームセンターに行くと作業着コーナーに千円くらいでぶら下がっているナイロン素材のジャンパーです。安物ですが、さほどスピードを出さない街乗りなら、これでも十分風除けとして役立ってくれます。

自転車用ではないので腕のサイズがどうしても大きめに作ってあり、走行風でバタつくのが玉に瑕。


Santic ウインドブレーカー

こちらはれっきとした自転車用のウインドブレーカー。触った感じは薄っぺらでメジャーなブランドでもありませんが、最低限の仕事はしてくれる感じです。

作者はMサイズを選択。体にフィットしたサイクルジャージを着た上から羽織ってほぼピッタリ。風でもあまりバタつかず、ちょうどいいサイズ感でした。

雨具としての効能も謳ってあり、実際に小雨程度の雨ならはじいて流れ、内部に浸透する事はありませんでした。ただし本降りの雨の中ではまだ走った事がないので(寒い時に大雨の中を走る気には到底なれないので)効果のほどはまだわかりません。


背中側の裾がやや長くなっており、前傾姿勢でも腰がちゃんとカバーされるよう作られているあたり、さすが自転車向け製品だなと感じます。

背中にファスナー付きのポケットが一つあって、財布くらいなら収められます。ファスナーのつまみは内側にもついており、ポケット部分を裏返せばウエアを畳んだ時の収納袋になります。


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脚の防寒

脚部は走行中つねに動いているので、上半身ほど重装備でなくても不自由さは感じません。保温性はそこそこでもいいので、走行風をブロック出来る薄くて伸縮性のある素材で、動きやすい事が重要になります。

DECOJA 裏起毛レッグウォーマー

ストッキングやオーバーニー・ソックスのように足首から太ももまでを覆う裏起毛のジャージ素材で、ハーフパンツなどと併用します。主にクロスバイクで長時間・長距離スポーツ走行をする時に着ています。


作者は股下67センチ、腿まわり55センチ、足首まわり22センチで、サイズ表やレビュー欄を参考にLサイズを購入しました。足首はちょうどでしたが、腿は少しきつく圧迫感が残る感じ。長さでは下端がくるぶしを覆った状態でピンとしわを伸ばして履くと、上端は股の付け根付近まで達します。


防風効果はとてもよく、PEARL IZUMIの夏物ハーフパンツとこのレッグウォーマーを組み合わせ、その上から七分丈の夏物パンツを履いた状態で、気温10度C以下の12月末に約100キロ走った時も、寒さ面での辛さはほとんどありませんでした。

ただし保温効果そのものは弱いようで、停まったまま屋外でじっとしていると寒さがじわっと這い上がってきます。


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グローブ

寒い中でホット缶コーヒーを持つと、体全体が温まるような気分になりますよね。手や指先などの末端部分は毛細血管が集中していて神経も敏感なせいか、防寒対策はすごく重要だと感じます。

ダイソー 女性用手袋

ここ何年か冬場の走行で使っている、ダイソーで買った女性用の手袋。作者は手が小さめで、メンズ用品だとかえって指部分が余ってしまう事もあるので、こういう裏技も有効なのです。

安物ですが思いのほかしっかりしており、風はほぼ通さず、ほつれや穴あきなども未だありません。手袋をして自転車に乗ると、車の排ガスやグリップの摩擦ですぐ汚れがち。鍵の操作など指先を使う作業も意外と多く、結構傷みやすいものです。その点、安価なグローブは現場で惜しげなく使えるのがいい点です。


インナーグローブ

気温が一桁になってくると百均グローブ一枚ではさすがにしんどいので、コンビニで買ったインナーグローブを併用します。これで通常の走りはほぼカバー出来ます。


南海部品 AQ-EASE レイングローブ

長距離走行や雨が予想される日には、オートバイ用のグローブを引っ張り出す事もあります。このレイン用グローブは特に冬物という訳ではありませんが、見かけよりも軽く、寒風を完全にブロックしてくれます。汗も適度に吐き出してくれるので快適。欠点は指先の細かい作業がしにくいのと、見た目がゴツくて自転車にはあまり似合わない所でしょうか。


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首・顔の防寒

RSタイチ ネックウォーマー

オートバイでも使っているRSタイチのネックウォーマー。しっかりした作りで、自転車レベルの速度では全く問題ありません。

ネックウォーマーは耳まですっぽり覆えるサイズのものが便利。以前は後頭部から回すタイプのイヤーマフを使っていましたが、お店に立ち寄る時など脱着が面倒。その点これなら引っ張り下ろすだけで済みますし、うっかり走行中に落とす心配もありません。

コンビニ等で売っている一般的なネックウォーマーを自転車で使うと、鼻部分の通気性が確保されていないためアイウエアが自分の息で曇ってしまうのが難点です。


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