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シボレー FDB206・ホイールに関する記録

目次

エアバルブ部分のリムを削る 2007年6月1日

バルブ部分のリム角の頂点を平らに削る

このクラスの20インチ車の軽合金リムはセンター部分が角になっているタイプが多く、エアバルブ固定用のナットを締め込む時、いまいち座りがよくないのです。

そこで今回タイヤ交換のついでに、ナットが当たる部分をヤスリでほんの少し削り、平らにしてみました。


バルブ

結果、ナットの締め付けにカッチリ感が出て、バルブをまっすぐ固定しやすくなりました。


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METRO用フロントホイールに交換 2007年8月24日

この中古FDB206を手に入れた時から認識していた問題のひとつ、フロントホイールのハブにあるベアリングの玉受け部分に虫食い(デコボコ)がいくつか出来ていて、回すとゴロゴロ感があるのがずっと気になっていました。その状態でもそれなりに走れてはいたのですが、定期的にハブ軸をバラしてO/Hするたび、玉受けの虫食い面がやたらと目につきます。そこで今回思いきってホイールごと新品に交換してしまいました。

METRO用ホイール

購入したのは、FDB206とほぼ同じ仕様の足回りを持つDAHON・METROに使われているフロントホイール。FORMULA製28H軽合金ハブ、ステンレススポーク4本どり組、20×1.5-1.75 H/E軽合金リムの完組ホイールセットで、市内のDAHON取扱店にパーツとして注文し、1週間ほどで到着。価格は7千円でした。

アクスルシャフト(回転軸)がFDB206よりも太く、リアのアクスルと同じサイズになっています。そのせいか重量が615グラムから662グラムへと増えていますが、この太さの方がフォークエンド内側にピタリと収まり、むしろこちらの方が正規品っぽい感じがします。

交換後の走行感はとてもスムーズで、きれいな舗装路を走っている時にかすかに響いていたゴロゴロという規則的な振動がきれいに消えました。おそらく毎日乗っていないと気付かないようなレベルですが、例えるなら前歯のすみにはさまっていた焼き鳥のスジがきれいに抜けてくれた時のような清々しさを感じます。これでまたFDB206が好きになりました。


リムの継ぎ目の段差をならす

軽合金リムの継ぎ目

安価なタイプの軽合金リムにありがちな例として、継ぎ目部分がスムーズになっておらず、微妙な段差が生じている事があります。このままだとブレーキシューが段差にひっかかって変なコツコツ感が出たり、シューの摩耗が早まったり、リムの削れ方が均一にならずに見苦しい外見になってしまいます。


当て木をしたヤスリでならす

そこで400番から600番の紙ヤスリに当て木をし、リムの段差部分をこすってみました。といっても完全に真っ平らになるまで神経質にガリガリこする必要はありません。ツメが引っかからない程度で十分です。


当て木をしないでやると、そこだけ凹むような削れ方をするのでブレーキ時に変な振動が出る原因になります。局部的に大きく凹んでしまうと修正は困難となります。

そこそこ平らになれば十分

あとは日頃のブレーキ操作でどんどん平らになってゆくはずです


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リムのみを純正に戻す 2007年11月26日

リムの継ぎ目

今回買ったMETRO用ホイールにはリムの接合がきれいにつながっていないという問題がありましたが、実は縦方向の接合も少しずれていたのです。継ぎ目部分を頂点に、円周の外側に向かってわずかに三角状に出っぱっていて、回すと縦方向にピョコピョコとブレて見えます。ブレーキシューの当たり面の平面段差ならヤスリで削って修正する事も出来ますが、縦方向の繋ぎズレはそう単純ではありません。スポークの張りで調整してみましたが、結局完全には修正しきれませんでした。

普通に街乗りするぶんには問題ないレベルなんですが、いったん気になりだすと前輪のわずかなブレが目について仕方ありません。


新しいニップルとニップル回し工具

というわけで、思いきってホイールをバラし、この前まで使っていたオリジナルの純正リムと入れ替えてみる事にしました。穴数は同じなのでそのまま交換可能です。


組み替え作業中

スポークは再利用とし、脱着時に傷みやすいニップルのみサイクルベースあさひのネット通販で新規購入しました。


組み替えたホイール

作業後はホイールがきれいに回転するようになり、気持ちもスッキリ。

ホイールの組み方の詳細については、ネットで検索すれば詳しいサイトや動画がいろいろ見つかると思いますので、ここでは特に書きません。

作者がロードレーサーに夢中だった昭和時代、市販の完組ホイール(大抵はショップオリジナル)はあまり一般的でなく、自転車を趣味にしている人たちの間では手組みがごく普通に行われていて、自分好みのパーツで組んだオリジナルなホイールで走るのもさほど特別な事ではありませんでした。自転車ショップに行けば各種スポークが店先に並び、天井からは単品のリムがいっぱいぶら下がっていたものです。

作者が初めて乗ったロードレーサーもホイールは自分でイチから組みました。先輩から教えてもらいつつ素人なりに組み上げ、無事走れた時はすごく気持ちよかったのを今も覚えています。

最初はちょっと度胸が要るかもしれませんが、何度もトライしているうちに自然とテクが身に付くようになってきます。作者の経験からしても、パンク修理と同じで結局はこなした数がものを言うようです。

必要な工具はセンターゲージニップル回しがあればOK。振れ取り台も用意出来ればベストですが、フレームをひっくり返してやるだけでも間に合います。


もちろん安全面には十分留意し、事故が起きないようしっかりとした作業を心がけるべきでしょう。

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フロントハブベアリング鋼球を新品交換 2017年11月25日

鋼球をつまんで交換

前回ハブベアリングをオーバーホールした際、フロント側のゴロゴロ感がどうしても消えず、少々妥協して組んでいましたが、今回新品の鋼球が用意出来たので、これと交換してみる事にします。


傷の入った古い鋼球

分解し、使い古した鋼球を洗ってみたら、やはり傷やへこみのあるものが多く見られました。10年も使っていたものですから仕方ないでしょう。

傷のある球だけ替えてもばらつきが出るので、全て新品にします。


新品の鋼球

鋼球のサイズは3/16"(16分の3インチ≒4.7625ミリ)。左右それぞれ10個ずつ使います。


フォークにセット

交換作業を終え、フロントフォークにホイールをセット。

さて効果は・・回転がいくらかスムーズになったようですが、正直それほど大きく変わった感はありませんでした。

とりあえず、あのまま傷ついた鋼球を使い続けるよりは、多少の延命措置にはなったでしょう。


ベアリング鋼球の等級

ベアリング鋼球にはJIS規格で定めた等級(グレード)があって、数字が小さいほど真球に近く、表面はなめらかで精密、個々の粒も揃っている、とされています。

等級
(G)
呼び適用範囲
(mm)
直径不同
(μ)
真球度
(μ)
表面粗さ
(μ)
ロットの直径
相互差
(μ)
3 0.3〜12 0.08 0.08 0.012 0.13
5 0.3〜12 0.13 0.13 0.02 0.25
10 0.3〜25 0.25 0.25 0.025 0.5
16 0.3〜25 0.4 0.4 0.035 0.8
20 0.3〜38 0.5 0.5 0.04 1
28 0.3〜38 0.7 0.7 0.05 1.4
40 0.3〜50 1 1 0.08 2
60 0.3〜65 1.5 1.5 0.095 3
100 0.3〜65 2.5 2.5 0.125 5
200 0.3〜65 5 5 0.2 10

[1μ=1/1000mm]
(日本工業規格 JIS B 1501 2009「転がり軸受-鋼球」より引用)

等級(グレード)
寸法、形状の精度、表面粗さ、及び区分け精度の特定の組み合わせ。 等級は番号で表す。
直径不同
方向を変えて測った直径の最大値と最小値との差。
真球度
鋼球表面の最小二乗平均球面の中心をその中心とする、最小外接球面と最大内接球面との半径差。
表面粗さ
製造方法及び他の影響より生じた、比較的小さな間隔を持つ表面の不均一性。
ロットの直径相互差
ロット内の最大鋼球の平均直径と最小鋼球の平均直径との差。

今回買ったシマノの鋼球がどのレベルのものかは不明ですが、自転車に使うには下位のG100あたりでも十分だと言われています。例えばその表面の粗さは0.125μ(ミクロン)とありますが、これはインフルエンザウイルスの大きさとほぼ同じ。実用上何の問題もなく使えると思います。

プロレーサーが使う競技用ホイールにはG一桁クラスの超精密ベアリングが使われているそうですが、ワンセット数十万円もするシロモノで一般人には無縁でしょう。

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ESCAPE R3用ホイール反射器を取り付け 2008年10月28日

長い反射器を取り付けた

取り外したESCAPE R3純正装着のホイール反射器を、FDB206に流用してみました。巨大な700Cホイールに付いていたものなので、FDB206の20インチホイールの曲線にはちょっと沿っていませんが、面積も広くて夜間の安全性向上に大きく寄与してくれそうです。


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