多くの場合はフロント廻りのネジゆるみ等に起因するガタから来ています。 スタンドを立て、フロントを浮かした状態でフォークを両手で掴み、軽く前後に動かしてみると、どのへんでガタが出ているかが判ります。
トップブリッジ直下のロックナットが緩んでいると、フロント廻りが全体的に微動してコツコツと音がします。 均一にナットを締め込むには技術を要しますので、バイク屋さんで締めてもらいましょう。
長距離を走ったものでは、まれにフォーク内部のスライド部分が摩耗してガタが出ることがあります。これはもう摩耗部品を交換し、オーバホールするしかありません。
前輪のアクスル(中心軸シャフト)を脱着したとき、右フォークの先端にあるアクスル締め付けボルトがきちんと締められていないと、 右フォークがわずかに左右に振動し、ガタとなって現れることがあります。
ステアリングの中心、ステム部分のベアリングが劣化している可能性があります。 走行中のバイクはほとんどの時間ハンドルが直進状態なので、ベアリングの一部分だけが劣化しやすいものです。
チェック方法として、スタンドを立ててフロントタイヤを浮かし、ゆっくりとハンドルを動かしてみます。 この時まっすぐ向けたあたりでコリコリとわずかな手応えがあれば、ベアリングの受け部分が虫食いを起こしていると考えられます。 もっともケーブル類の摩擦による抵抗などもあるので、判りにくい場合はバイク屋さんで詳しく見て貰いましょう。
ベアリング交換には特殊工具が必要ですので、やはりバイク屋さんに。
たぶんサスペンションが、それもリアサスのダンパーが劣化して抜けてるような気がします。むかしボロの初期250を手に入れた頃、リアサスのシャフト(心棒)にサビが出ていたのに構わず乗っていたら、サビがオイルシールを破って、中身のサスペンションオイルがボタボタ抜けてしまったことがあります。それからバイクがすごく不安定になり、路面の段差を越えただけでトランポリンみたいにボヨーンボヨーンと跳ねました。
このようにオイル漏れまで行かなくても、初期はもう10年選手ですから、サスが劣化してるのが多いはずです。解決するには新品交換しかないでしょう。新しいのを注文して買えば2万くらい、プラス交換工賃ですね。ついでにフロントフォークのオイルやスプリングもバイク屋さんで診て貰うといいでしょう。こちらは分解・オイル交換してリフレッシュできます。
(2003-12-04/kanetaさんより)
車体の揺れに関しては色々原因があるのですが、1番の原因は前後サスの劣化及び抜けだと思います。この状態だとコーナリング中にリアが腰砕けのようにフワフワするような感じがします。サイドスタンドで駐車させて、上から力をかけて押してみると、抜けたサスならコシが無くビヨーンと戻ってきたりするのですが、比較対象がないと分かりづらいので、バイク屋に相談してみてください。
(2003-12-04/NORIさんより)
フォークの継ぎ目から油が漏れてませんか?これは経年劣化によるものですので分解修理するしかないです。
正立FフォークOH2本で1万5千〜2万円、取り外して持ち込みで8千円〜1万円程度。リアサスはバイク屋さんを通じて業者(SDオクムラなど)に送って2万くらいです(注:ただしノーマルのリアサスなら新品を買っても値段は同じくらいなので、替えた方がいいです)。
バイクはピッチングといって加速したらフロントが伸びてリアが沈み、減速したらその逆になる仕組みになっていますので、前後同時リフレッシュが望ましいです。以前乗ってたBanditは跨ると体重で車高が落ちてかなり低くなったので、サイドスタンドが途中でつっかえて降りませんでした(笑)
(2003-12-04/RYOさんより)
参考リンク:
走行前のトラブル・車体・外装/フロントフォークから油もれ
スイングアームピボットのベアリングの劣化とか、または激しく転倒するとステムのカラーに段がつき、ブレーキング時にカクカク言うようになります。
(2003-12-04/NORIさんより)
あとはタイヤの段減りです(主にフロント)。これだとギャップに乗るとハンドルが左右に振れます。タイヤ交換で簡単に直りますが・・
1度バイク屋や詳しい人に乗ってもらい、動きを確認してもらうといいかもしれません。
(2003-12-04/NORIさんより)
グリップの端に付いているバーエンドを外したり、小型のものに交換すると振動が大きくなることがあります。純正のバーエンドにはオモリが入っていて、振動を抑制するはたらきがあります。
初期型250では8,000回転から10,000回転あたりに振動がやや大きくなる「痒い」領域があります。おそらく車体やホイールが共振しているのだと思われます。根本的な解消策は・・ありません。気になるなら、なるべく常用しないようにしましょう。この領域を越えると、振動はスカッと消えます。
ブレーキパッドがきちんと組み付けられているか、摩耗はしていないかをチェックしてください。 摩耗が進みすぎると、パッドの地肌の金属部分が擦れるなどして、「シャリシャリ」とか「カッカッカッ」と異様な音を発します。
異音の主な原因には、
などがあります。またキャリパーのマウントボルトの緩みも確認してみてください。ディスクが歪んでいたり、傷が入って異音が出る場合もまれにあります
(2003-11-02/RYOさんより)
ごくまれに、パッドからシュー部分(ディスクに当たってすり減るところ)がそっくり脱落することがあるようです。たいへん危険ですので、妙な音が急にし始めたら、ブレーキ周りをよくチェックしてください。リアの裏側は見にくいので、鏡を使うなど工夫して。
(2004-05-11/くまぷーさんより)
装着状態のブレーキキャリパには、絶対にパーツクリーナーの類をかけてはいけません。 ピストン部のシールが硬化して、引きずりの原因になります。ピストン廻りの掃除は中性洗剤と歯ブラシなどで行なってください。
リアブレーキのベーパーロックをはじめて経験した時のことを書きます。
その日はいつもよりパワーがないなと感じました。(中略)いつもより若干スピードの落ちが速いかなぁと思って、ピンときました。ブレーキの引きずりです。リアブレーキのふみしろがほとんどなくなっています。
ウィンカーを出してバイクを止めると同時に、リアのブレーキフルードが噴出しました(キャリパーについているゴムのキャップが吹っ飛んだ)。その後リアブレーキはふにゃふにゃになりましたが、冷えるとふにゃふにゃは直りました。
考えてみれば、パッドピンがずいぶんと腐食していて、ある程度はヤスリで修正したのですが、いいかげんな作業をしていました。またトルクリンクも錆び錆びで動きが悪かったのですが、注油のみでヤスリがけすらしていませんでした。このため、リアブレーキをかけると時々ロックして、ガツッと音がした後すぐ直る状態でしたが、リアブレーキはあまり使わないからいいかな、と放置していました。
徹底的にパッドピンのヤスリがけを行い。トルクリンクもばらしてヤスリがけを実施し、オイルを塗って組み直した後、問題の症状はなくなりました。皆さんも走行後にリアブレーキを使わずに止まって、リアのディスクプレートを触ってみることをお勧めします。触れないほど熱い場合は引きずっている可能性があります。
(2005-06-30/にゃっきさんより)
ブレーキパッドの裏面(ディスクが当たる反対側)に耐熱グリスを塗ることで、鳴きを抑えることができます。 専用のグリースも売られています。ただしすべてのブレーキ鳴きに有効というわけではないようです。
同様の効果は、パッドの面取りをすることでも得られます。パッドの角とローターの共振を抑える効果があります。
同様の効果はパッドの面取りをすることでも得られます。パッドの角とローターの共振を抑える効果があります。
街乗りばかりしてパッドの摩擦係数が減少すると、パッドの表面がツルツルになって音が出ることがあります。その場合は、100キロぐらいからロックしないようにフルブレーキをしてパッドに焼きを入れると、 しっかりディスクにくいついて鳴らなくなります。
チェーンはスイングアーム上面のゴム板(正式名チェーンバッファ)に擦れながら回転しますので、多少の音は出ます。 あまりひどい場合は、チェーンの伸びや固着部分がないかチェックしてください。
チェーンの注油は最高500kmを目安に、雨中走行の後などはきちんと清掃・注油しましょう。
摩耗や伸びでスプロケットとのすき間が大きくなっている場合は異音が出ます。もはや両方とも交換です。 チェーンと前後スプロケはなるべく同時に新品に替えましょう。
チェーンを長く使いこむと、伸びているところと伸びていないところの差が出来て、走行中シャラシャラという音が鳴りやすいです。音を完全に取り除くには交換が必要かと思います。乗り心地にもかなり影響します。
通勤に使っていますが、家族曰く「エンジンの音+ギョリギョリが音するから帰ってきたのがすぐ分かる」ほど異音が出ていました。ある意味帰宅のお知らせ音に。
結局、原因はチェーンの張り過ぎ。たるみが25〜35ミリの範囲内の所を20ミリくらいになっていました。
(2004-11-16/coffeeさんより)
私もちょっと前にチェーンからかなり大きなぎょりぎょり音が鳴って困っていました。こちらの原因はスプロケットとリヤホイールの間にあるハブダンパーのヘタリでした。5つあるダンパーの一部がヘタっていて、ホイールとスプロケットの中心がずれてたみたいでした。一度ホイールばらしてみてはどうでしょうか?
(2004-11-19/Tatsuya79さんより)
まずはセンスタでリアを浮かして手で回して、引っ掛かりや回転のフリクション等、チェックしてみてください。ベアリングの段付き、割れによる音は一定リズムでカタンカタンという音がなります。割れるとリアの場合はブレてまともに走れなくなりますので、こういう音がする場合は交換をお勧めします。
ベアリング取り出し、圧入はペアリングプーラーなど特殊工具、圧入工具が必要となりますし、精密部品ですのでバイク屋さんに持ち込むのが懸命です。工賃は4〜5,000円位から。ホイールを自分で外してもっていくと脱着工賃ぶん安くなると思います。部品はベアリングシール×4、ベアリング×2が必要になります(3,000円ほど)
エンジン内部ならカムのタペット音かカムチェーンのノイズってとこでしょうが・・走行時にのみ鳴るときは、チェーンがたるんでセンタースタンドのアームに干渉してカラカラ鳴る場合も。
マフラーのフランジボルトのゆるみでカチカチ音が出た報告あり。マフラーの脱着歴がある場合、ときどき出ます。
メインキーにつけているキーホルダーがカチカチ鳴って、乗車中に変に奥まって聞こえたりします。周波数の高い金属音は、ちょっと聞いただけでは発生源が特定しにくいものですよね。
参考リンク:
エンジン・走行中のトラブル/エンジンから異音がする
初期型に標準装備のセンタースタンドは、高速走行で荷物がかかったり、タンデム時にサスが沈みがちになっている時に深くバンクさせると、スタンドを擦るという事例がよく報告されています。
後期型は右バンクでエキパイの集合部を擦りやすいようです。なぜか右ステップだけに装着されているバンクセンサーですが、多分このエキパイ擦り対策ではないかと・・
初期型400Vのリアタイヤに一時ダンロップのGPR-80の150-60サイズを履いてましたが(標準指定は150/70)、その時はセンスタや靴先を擦りまくりでした。
度胸がついて倒し込めるようになったのかと思ってましたが、標準の150/70に戻した途端、ウソのようにどこも擦らなくなってしまいました。ライディングポジションも60と70では全然感触が違います。70に戻したときは本来のポジションであるにもかかわらず、何か腰高になった感じで落ち着きませんでした。
実際60の方がリア下がりになり、ロングツーリングの時は疲れが少ないようなので、今度換えるときは、また60にしようかなと考えています。