本当は入り口に「管理者に断りなく入ってはイカン!」と書いてあったけど、断ろうにも誰もいないので、こっそりお邪魔しちゃいました。
足を踏み入れてみると、木造の校舎の床がギシギシ鳴ります。最近の学校はどこも鉄筋コンクリですが、昔はみんなこうでしたよね。板のすき間から下の土が見えたり、冬は冷たい風がひゅーっと上がってきたりしたものです。
教室の天井にはこんなのもありました。懐かしいですね。
黒板にはかつての卒業生が来訪して書き残したメッセージがいっぱい。
耳を澄ますと、どこからか子ども達の声が聞こえてくるようです。
学校を後にし、ふたたびR265へ。尾股峠は現在バイパスの工事中。このあたりが一番山深さを感じますね。
峠を一気に下りきった先で、R219とT字接続。左に行けば人吉市、椎葉は右方向になります。
一ツ瀬川にかかる橋を渡り、U字状にターンするようにコースを取ります。ここが西米良村(にしめらそん)の中心部で、役場や温泉、ガソリンスタンドもあり、厳しい峠道からいきなり大都会に出てきたような気分になります。
この橋を渡らずにR219を川の流れといっしょに下れば、50〜60キロくらいで太平洋(日向灘)が見えてきます。
ようやく道路標識に「椎葉」の文字が現れるようになってきました。あと55キロ!
このあたりはほぼ1年じゅう何らかの補修工事をやっていて、場合によっては通行時間の規制が行われます。幸いこの日は規制なし。
一ツ瀬川沿いに砂利混じりの細い道をゴロゴロ走っていると、道路わきに白い看板が。
「やった〜、椎葉に入ったぞ!」
もちろん村の中心部まではまだまだ長い道のりです・・。