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気まチャリ・スマホ&センサーに関する記録

auのスポーティオをハンドル上にセット

世はスマートフォン時代、自転車に乗る時も常に手元に置いて、いろいろな機能を活用するのが当たり前になってきた感があります。旅先での記念撮影はもちろん、サイクリング用アプリを入れれば超多機能なサイクルコンピュータに早変わり、さらにカーナビ同様の道案内や仲間との情報交換にも使えるのですから、利用しない手はありませんね。

健康管理や体を鍛えるトレーニングとしても有能なアシスタントになってくれますし、ふらっと遠乗りをした日の夜、走った軌跡グラフを寝床で見ながら風景を思い出し、ひとりニヤニヤしてみたり、消費カロリーの積算記録に挑戦したりと、自転車の楽しみ方がぐんと広がります。


目次

スマートフォンホルダー

スマホで日々の記録をとるだけならウエストバッグにでも放り込んでおけばいいんですが、ルートマップやナビゲーション、消費カロリーなどをリアルタイムで確認したい時、あるいは景色のいい場所で写真を撮りたくなった時に、いちいちバッグやポケットから取り出さなくてはならないので面倒です。

そんな時はスマホを操作しやすいハンドルバー近くに取り付けられる専用ホルダーががあると何かと便利。作者の愛用する安自転車に先進的なルックスをもたらしてくれる・・気もします。

もちろん走行中にじーっと画面を見つめるのは危険。道交法違反(安全運転義務違反)になる可能性も高いですので要注意!

ミノウラ iH-100 フォングリップ 2011年6月14日

ハンドル上に携帯をセット

ミノウラ製の携帯ホルダーiH-100です。ESCAPE R3やシボレーFDB206のハンドルバーに適合するのは一般向けのS(適合ハンドル径22〜29ミリ)。一方、本格ロードレーサーやMTBなどの太いハンドルではM28〜35ミリ)です。


スポンジで高さ調節

機器の固定は左右の樹脂製クランプをカチカチと締め込むだけ。背面に当たる部分にはスポンジシートが張ってあって適度な摩擦力があり、急ブレーキをかけてもすべって飛び出すような事はありません。追加用のスポンジシートも付属しており、携帯の厚みによって調整出来るようになっています。

水平回転方向に全周で20段階のギザギザがつけてあるので、18度毎に取り付け角度の変更も可能です。


下面にある赤いリリースレバーを手前に引くと固定クランプが一瞬でパカッと開くので、走行中にうっかり触らないよう要注意です。あと駐輪中に風でバタッと倒れるなど横向きの強いショックが加わった時にも、固定クランプが外れてスマホが路上に放り出された事がありました。

ビニール袋で雨対策

雨の日は百均で売っているチャック付きのビニール小袋をかぶせれば大丈夫。チャックのある開口部を下(手前側)にするのがコツで、走行中の充電も可能。

iPhoneに代表される静電容量式タッチパネルなら、ビニール袋の上からでもタッチ操作が出来ます。ただしiPhone5sに搭載されている指紋認証ボタンはうまく動きませんでした。

本降りの雨で画面上の水滴が多くなるとタッチが効かなくなってくるので、雨宿りしてハンカチなどでふき取ってから操作した方がいいですね。

2016年10月15日追記 iPhone6sはビニール越しでもTouch ID(指紋認証ボタン)が効きやすいです。


シートを貼って滑り止めに

スマートフォンは新しくなる度どんどん薄くなる傾向にあるようで、2012年に導入したiPhone4sでは付属のスポンジシートをホルダーの底に重ね貼りする事で対応しましたが、2016年のiPhone6sではそれでも隙間が出来てうまく固定出来なかったので、追加のスポンジシートを別途購入しました。

これまで最強だったのは両面吸着シートをスポンジ付き強力両面テープで貼ってみた時で、押しても引いてもビクともしなくなります。固定クランプを外してもピッタリくっついたままで、なかなか取り出せなかったのにはちょっと困りましたが、走行中に高価なスマホを絶対落としたくないビビリな方にはオススメです。どちらも百均のダイソーで入手可能。


2016年6月27日追記 現在iH-100は生産を終え、店頭在庫のみ。後継機種のiH-220や520が登場しています。

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スピード&ケイデンスセンサー

スマートフォンをサイコン代わりにする場合、スピードや距離の測定はスマホが元々持っているGPS機能が使われます。ただしそれだとトンネル内やビルの影、深い木立の下など電波が届きにくい場所ではうまく測れず、トータル誤差も大きくなってしまうのは仕方がありません。

作者の経験でも、毎日同じコースを走っているのに日によって距離が大きく違ったり、区間速度が100km/hとか200km/hといった異常な値になる事もありました。

それらを補完してくれるのがワイヤレスセンサー。自転車からの信号をスマホに直接送信する事で、より正確なデータ収集が可能になります。それにアプリによっては、信号待ちや休憩時の自動一時停止機能が外付けセンサーなしでは効かないものもあり(Runtasticなど)、付けておくと何かと便利です。競技向けのロードバイクでは、最初からフレームにセンサーが内蔵されている車種もあるほど。

かつては同一メーカーのサイコンとのセットでしか使えない専用品が多かったですが、最近はANT+Bluetoothなど汎用の通信規格を用い、スマホを始めタブレットからでも利用出来るワイヤレスセンサーが各メーカーからいろいろ出ています。

TOPEAK PanoBike Speed & Cadence Sensor 2016年6月25日

汎用タイプのスピード&ケイデンスセンサーをネットショップで検索すると、価格はおおむね6〜7千円から1万円少々といった所。ワイヤレスセンサーを試してみたいけど、そこまでガチに取り組みたい訳でもないサンデーサイクリストにとっては、いささか悩ましい価格設定と言えます。そもそも手持ちのスマホをサイコン代わりに使うのには、手軽かつ高機能であると同時に、高価な専用機材を買わずに済むから、という経済的理由もある訳ですから。

そんな中、実売価格が4千円台でメーカー名もおなじみ、さらにユーザーレビューもそこそこの星数という機種を見つけました。

トピークのパノバイクのセット

空気入れやサドルバッグなどの自転車用品で知られるTOPEAKが出しているPanoBikeという製品。

スピードを測るにはホイールの回転を、ケイデンスではペダル(クランク)回転を検知する必要がありますが、自転車の構造やフレームサイズによってはひとつのセンサーボディでカバーするのが難しく、個々のセンサー部分が可動式になっていたり、最初から別々に売られている製品もあります。

PanoBikeはそこんとこをスパッと割り切り、ひとつのボディの両端にセンサーを配置し、冗長性をいくらか犠牲にしてシンプルな構造にする事で製品価格を抑えています。


裏面の電池ボックス

電源はポピュラーなCR2032電池で、取説によると電池寿命は900時間、つまり毎日1時間使っても2年半は持つ計算。電池交換はあまり気にせず済みそうです。

ちなみにセット付属のCR2032の開封時の電圧を測ってみたら3.10Vでした(電気店で新品を買うと普通は3.2V位あります)。

防水ランクはIPX5。JIS規格の保護等級5防噴流形に相当します。具体的には「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」と定義されています。


電池蓋の周囲には防水のためのOリングがありますが、溝にぴったりはまっているわけではないので、蓋を開ける度にポロポロ落っこちます。蓋を閉める時には挟んで潰さないよう要注意。作者は落下防止および防水効果を高めるため、Oリングにシリコングリスを薄く塗ってからはめ込みました。

電極のツメ

アマゾンのユーザーレビューでは電池を入れる時に中のツメ(プラスの電極)がちゃんと引っかからないとか、ツメ自体が最初から曲がって基盤にペッタリくっついてしまっていたというトラブルが何件か報告されていますが、作者のは何ともありませんでした。起き上がっているツメの内側に電池を引っ掛けるようにして斜めから挿入し、蓋で上から押さえればすんなり収まります。


ESCAPE R3への取り付け手順

本体を仮止め

まずはセンサー本体をおおよそ垂直にした状態でチェーンステーにゆるく仮止め。ここから最適な位置を探ってゆきます。

PanoBikeのセンサー本体はほぼ対称形ですが、ロゴマークのある正面に向かって右側にスピード(リアホイール)用センサー、左側にケイデンス用センサーが配置されています。よく見ると小さな丸にS・Cという頭文字のマークが刻印されており(Sは電池蓋のある裏側)、取扱説明書にはマークとマグネットの中心をまっすぐ合わせるよう図示されています。

ちなみにケイデンスのスペルはCadence。歩調、周期、リズムといった意味があります。


マグネットホルダーが入らない

ケイデンスを測るためのマグネットはクランクに取り付けます。PanoBikeにはペダル軸の六角穴にはめ込むためのマグネットホルダーが付属しています。

作者はシマノ製のSPDペダル、PD-A530を使っていますが、六角穴の深さが足りず、ホルダーの先端がつっかえてしまってはめ込めませんでした。

ホルダー先端をカッターで削ってみたら、今度は六角穴に食いつくOリングの保持がぎりぎりになってしまい、今にも抜け落ちそうで不安です。


マグネットを直接くっつける

というわけでホルダーはあきらめ、ケイデンス業界?ではきわめてポピュラーな手法、スチール製のペダル軸に直接マグネットをくっつけてみました。

磁力はかなり強力で、指に力を込めてグイッとむしり取るようにしないと外せないほどです。これが走行中に脱落する可能性はほぼゼロでしょう。


センサーまでの間隔が2,3ミリ遠い

この状態でセンサーとの間隔を測ってみます。

取扱説明書には「センサーのケースの中心線から測って25ミリ以内にセットせよ」とありますが、4ミリほど遠くなりました。

ところがこの状態で試走してみた所、ちゃんとペダル回転を検知してくれました。マグネットの中心からCマークを少し遠ざけても平然と検知します。マグネットが大きくて磁力が強いせいかもしれません。


マグネットを追加して近くなった

スピード測定用のマグネットはリアホイールのスポークに取り付けます。キャットアイのサイコン用にそっくりな、スポーク専用のマグネットホルダーが付属しています。

こちらもセンサー本体との間隔は27ミリと、規定から少し外れました。

こっちはケイデンス用のと違ってサイズ(磁力)が小さいせいか、あるいはペダルよりも回転速度が早いためか、この状態では感度が悪く、データも飛び飛びになってしまいました。センサーを傾けて近づける手もありますが、ケイデンス側はすでにオーバーしているのでちょっと不安。

PanoBikeには、間隔が遠かった場合に備えて追加用のマグネット(スポーク用のと同じサイズで厚さは4ミリ)が2個付いてきます。これを1個プラスする事で規定の間隔をクリア、感度も改善されました。


完成

位置が決まったら、キット付属の長いタイラップでセンサーをガッチリ固定し、作業完了。

ESCAPE R3のチェーンステーの太さだと、ゴム製ベースの先端がちょっぴり余ってしまいます。本当は切り飛ばすんでしょうが、また別の車種に載せ替える可能性もあるので、先端を重ねてから締め込みました。


センタースタンドとの干渉はない

作者のESCAPE R3にはセンタースタンドが取り付けてありますが、今回このセンサーを付ける際に一番心配だったのがスタンドとの干渉でした。しかし実際にやってみたら、かなりの余裕をもってクリアー出来ました。


スマホとの連携

メニューで選ぶ

まずスマホのBluetooth機能をオンにし、自転車アプリを起動しておきます。PanoBikeはホイールかペダルを動かしてセンサー面にマグネットを通過させる事でスイッチがオンとなり、電波が出始めます。

自転車アプリの設定メニューの中の、スピード&ケイデンスセンサーやデバイス関連の項目にチェックを入れれば、センサーの発する電波が認識されペアリングが行われます。一度設定しておけば、その後はアプリを起動するだけでスタンバイ状態になるはずです。

ここでタイヤの外周サイズなども入力しておきます。

ちなみに一定時間マグネットに動きがないと、PanoBikeは自動的に電源オフとなって電波も停まります。測ってみたらホイール静止後10分で電波が停まりました。


動作確認出来たアプリ

作者所有のiPhone 6s(64GB)において動作確認出来たアプリを以下に記します(2016年10月13日時点)。

TOPEAK社はPanoBikeシリーズの一環としてスマホ用アプリも同時に展開している関係上、TOPEAK純正のアプリでしか動作保証をしていませんが、実際にはBluetooth4.0規格に対応したスマホとアプリならばおおむね動作するようです。

実際に使ってみて 2016年7月1日〜10日

ズレはほとんどなし

設定後、いつものご近所コースを一回り走ってみました。使用スマホはiPhone6s 64GB+iOS9.3.2、アプリはRuntastic Road Bike PRO(3.4.1.70)です。

「RuntasticとPanoBikeを組み合わせると距離が大きくずれる」というレビューも散見されましたが、作者の環境では有線式サイコンの値と比較しても30キロ走って表示差20メートル程度と、ほぼ誤差の範囲内に収まってくれました。


ほぼ横一直線のケイデンスグラフ

ケイデンスは、途中2キロ程度の直線区間でギアを低くし、100rpm前後を約5分間キープして走ってみました。

結果、おおむね走行感と同じデータが得られており、途中の歯抜けなどは見られませんでした。


浸水の形跡はなし

7月10日、梅雨末期の大雨の中、いつものコースを30キロ、1時間半ほど走った後で電池ボックスを開けてみましたが、浸水の形跡は特に見られず。

目立った測定誤差もなく、ケイデンスのデータもちゃんと取れていました。とりあえず耐水性に関しては合格でしょう。

安価でシンプルなセンサーですが、十分実用に供しうる製品だと思います。問題があるとすれば経年劣化でしょうが、こればかりは使い続けてみないとわかりません。

取扱説明書には「電池が2年半持つ」と謳ってあるものの、何しろ進化の早いこの業界の事、もっと安くて高性能なセンサーや新機軸のデバイスがその間に登場してくるかもしれません。やはり一番の敵は「時の流れ」でしょうか。


2017年11月22日追記 BluetoothとANT+の両方で使えるTOPEAK Duoband(デュオバンド)という新型が登場しています。

電池交換

2017年12月23日 走行中に時折信号を見失うようになり、電圧を測ったら2.88Vと、まだ交換するような値ではない気がしますが、朝夕の急激な気温低下も影響しての動作不良かもしれません。新品に交換したら正常に戻りました。使い始めて1年半、走行距離にして約4,500キロで初めての電池交換。新品同梱のサンプル電池にしては長く持った方でしょう。

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CATEYE ISC-12 2021年10月25日

キャットアイのセンサー

TOPEAKのセンサーとCATEYEのスマートサイコンを導入してから実に5年、ようやくサイコンと同じメーカー純正のセンサーを手に入れました!

CATEYE ISC-12、ネット通販ではひところよりも価格がやや下がっており、Amazonで5千円ほどで買えました。


センサー位置が動かせる

独特の可動式構造で、スピード(ホイール回転数)センサーとケイデンス(ペダル回転数)センサーが無理なくひとつのボディに収まっています。ペダルと後輪が前後に大きく離れている小径車を除けば、ほとんどの車体にフィットさせる事が可能でしょう。

TOPEAK PanoBikeと違って電池蓋が表側にあるので、交換時に無理な姿勢をとらなくて済みます。


フレームに取り付けたところ

取説はほとんど付いてきませんでしたが、TOPEAKと同じ要領でマグネット位置を合わせたらあっさり使用可能になりました。ペアリングも実にスムーズで、さすが純正です。

ただし、パドローネスマートにおいてセンサーダイレクトモードで使った場合、Karadafitの心拍センサーとうまく同居できない点は、先代のTOPEAK PanoBikeとまったく同じでした。どうやら心拍センサーもCATEYE純正にする必要がありそうです。

もっとも、近頃は安価なスマートウォッチでも総合的な活動量を計測出来たりするので、装着がいちいち面倒な胸バンド式センサーは今後廃れるかもしれませんね。


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心拍センサー

ワイヤレスでスマホに接続出来る心拍(ハートレート=HR)センサー、健康ブームの昨今、多くのメーカーからいろいろな機種が発売されています。

しかし素人でも比較的わかりやすいスピードやケイデンスと違って、心拍数なんて日常生活であまり馴染みがないし、データ化する事でどのような効果があるのかもピンと来ないせいか、つい後回しにされてしまう機材のひとつかと思います。

Karadafit Heart HRM-10 2016年10月10日

センサーのセット

スポーツ向けの心拍センサーの価格は安いもので5〜6千円から上は数万円するものもあって、お試しで買ってみるにはこれまた微妙な価格帯。

実は作者も心拍センサーを買うのは今回が初めて。そこで入門用として知られるKaradafit Heart HRM-10をチョイスしました。女性向け健康管理アプリ「ルナルナ」などで知られる株式会社エムティーアイが展開しているヘルスケアコンテンツ「Karadabeat」のオプションとして販売されているもので、特に自転車用という訳ではありません。


裏側に電池ボックスと金属の端子

本体はつるっとした小判型の樹脂製で、電極らしき金属の突起が左右1箇所ずつ出っ張っています。スイッチの類はどこにも見当たりません。

電源はCR2032電池が一枚。取説によれば電池寿命は1日1時間の使用で約3年持つとあります。ちなみに同梱電池の電圧は3.03Vでした(新品で買うと3.2Vほど)

電極部分にあるLとRの刻印は、体に装着する時の左右の向きを指定するものです。


ストラップには端子を差し込むスナップボタン

付属のストラップには洋服に使われるのと同じ金属製スナップボタンが2つ。ここにセンサー本体の突起をはめ込みます。

ストラップはセンサー取り付け部の周辺を除いて全体的に伸縮する素材で、調整バックルも付いています。調整範囲は伸ばさない状態で67〜100センチと、よほどの巨漢かマッチョマンでない限り対応可能でしょう。


導電素材で胸に接触している

センサーの突起から金属製スナップボタンを経由して、ストラップに仕込まれた導電素材が肌に直接触れ、心臓の鼓動を電気的に読み取る構造で、この手の心拍センサーとしては一般的なものです。ストラップ上の接触面の間隔は約20センチ


防水性向上対策

電池室の蓋はポピュラーなねじ込み式で、外周に沿って防水のためのOリングが入っています。防水ランクは防浸型のIPX7で、JIS規格の保護等級7に相当。「一時的(30分)に一定水深(1メートル)の条件に水没しても内部に浸水しない」と定義されています。

Oリングは本体を裏返しても落ちないほどぴったりはまっていますが、一応防水性向上のためのシリコングリスを薄く塗っておきました。

2016年11月26日追記 センサーがスマホのサーチに全く反応しなくなりましたが電池の電圧は異常なし。もしかして壊れたか?と一瞬思いましたが、電池室の電極を綿棒で掃除し、プラス側(外周)の電極をピンセットでほんの少し起こしてやったら何事もなかったかのように正常に戻りました。この部分は定期的なチェックが必要かもしれません。


体への装着

乳首の下あたりに装着

胸にセットするとこんな感じ。ストラップの端が引っ掛けフックになっているので、体をくぐらせる必要はありません。正しい向きで装着するとセンサー本体正面のロゴが上側になります。

2016年10月12日追記 このストラップは激しく動いたり呼吸をするうち調整バックルがじわじわ動いて緩むので、長時間装着しているとどうしてもズレ落ち気味になります。自転車用のピッタリとしたジャージを着ていれば、胸の上からいくらか押さえられるのでそれほど気になりませんが、別途細いヒモを用意して肩から吊っている人もいるようです。背中側のベルト位置を胸側よりもやや高くしておくと長持ちする印象です。


接触面を水で濡らす

取説には「装着する前に電極(接触面)を水で濡らしなさい」とあります。電気抵抗を減らして心拍を検知しやすくするためでしょう。

2016年10月25日追記 購入後10回以上使いましたが、水で濡らしたのは最初の1回だけ。ほとんどの場合そのまま体にくっつけるだけでスマホが認識します。

2016年12月10日追記 寒く乾燥した冬場では汗の分泌量もグンと少なくなるせいか、走り始めに接続が切れたりつながったりするなど動作が不安定になる事が多く、上記のようにストラップの電極だけを水で濡らしても一時しのぎにしかなりません。ポットのお湯でタオルを濡らし、それで胸をゴシゴシ拭ってからストラップを装着すれば、初期の不安定さはほぼなくなり、体が温まるまでの繋ぎになります。


スマホとの連携

アプリでペアリング

まずスマホのBluetooth機能をオンにし、自転車アプリを起動しておきます。HRM-10はストラップを体に密着させるとセンサーが導通を感知してスイッチが入り、電波が発信されます。

自転車アプリの設定メニューの中で、心拍センサー関連の項目にチェックを入れれば、センサーの発する電波が認識されペアリングが行われます。一度設定すれば、その後はアプリを起動するだけでスタンバイ状態になるはずです。

センサーから送られてくる心拍の数値が正しいかどうかは、スマホのカメラ部分を利用して心拍数を測るアプリを利用すれば簡単にチェック出来ます。

ところでHRM-10のスイッチの切り方に関しては取説にも書いてありません。作者が試してみた所、体からストラップを外してもBluetoothでスマホと繋がっているうちは電波が出続けるようです。ストラップを体から外し、スマホのBluetooth機能も無効にしたら、1〜2分後には電波が停まるのが確認出来ました。

2016年10月13日追記 体から外し、Bluetoothを無効にした後でも、いつまでたっても電波が停まりませんでした。汗で湿ったストラップに微小な電流が流れ続けるためのようで、使い終わったらスマホのBluetooth機能を無効にすると同時にセンサー本体をストラップから取り外すのが電池の無駄な消耗を防ぐために一番確実な方法のようです。POLARadidas micoachなど他のメーカーの取説にも「使い終わったらセンサーをストラップから外しましょう」という旨の説明があります。


動作確認出来たアプリ

作者所有のiPhone 6s(64GB)において動作確認出来たアプリを以下に記します(2016年10月13日時点)。

Karadafit Heartでは専用アプリ「Karadabeat」を使うよう説明書に書いてありますが、Bluetooth4.0規格に対応したスマホとアプリならばおおむね動作するようです。

実際に使ってみて 2016年10月11〜12日

複雑なグラフ

設定後、いつものご近所コースを一回り走ってみました。使用スマホはiPhone6s 64GB+iOS10.0.2、アプリはCateye Cycling ver 1.5.7.60です。

心臓の動きは自分でもなんとなく把握しているつもりでしたが、意外と大きく変動しているのに驚きました。上り坂で上がるのは当然としても、平坦な道でも後半になるとだんだん上がってくるのがわかります。下り坂にかかると落ちるスピードも結構早いですね。

むろん心臓の細かい動きはペダルやスピードのようには認識出来ないので、このグラフの曲線が本当に正確な値なのかは正直わかりませんが、途中データの抜けもなく、おおむね道路の起伏、つまり負荷の大小に従って上下しているようです。

心拍数のデータはできれば走行中リアルタイムでチェックしながらギア選びの参考にしたり、ペースの維持や運動強度の調整に利用するのが本来の使い方でしょう。そのためにはスマホを専用ホルダーでハンドルに装着し、逐一チェックしながら走る必要があります。しかしアプリによっては数字が小さくて見にくかったり、中にはリアルタイムの心拍数が画面に出せないものもあり(STRAVAの表示は平均値のみ)注意が必要ですね。

お金があればスマホ対応のサイクルコンピュータ(スマートコンピュータとも呼ばれる)を別途購入し、ミラーリング機能で遠隔モニターする手もありますが・・。


2016年10月25日追記 モニター用の新しいサイコンとして、キャットアイのスマートコンピュータ、CC-PA500B パドローネスマートを導入しました。

ところで、走行から帰宅していつものように浴室でシャワーを浴びようとした時、心拍センサーの存在をすっかり忘れていて、アンダーシャツをまくった時にセンサー本体をひっかけてストラップから弾き飛ばし、浴室のタイルにガーンと叩きつけてしまいました。あわてて動作確認したら正常に動いてくれたので、ほっと安心。ぶっ壊してしまったかと焦りました。もっともこれは誰もが一度はやる心拍センサーあるあるネタのようです。慣れないうちはお気をつけて・・。

電池交換

2017年2月15日 ここ数日、何をやってもスマホ側で認識出来なくなりました。電圧を測ったら2.65V。電池を新品に交換したらあっさりと正常に戻ったので、この辺の電圧が寿命の目安のようです。1日1時間の使用で3年持つ、なんて書いてありましたが、同梱サンプル電池とは言え結局4ヶ月しか持ちませんでした。冬場の寒さも影響したかもしれません。

2017年10月2日 うまく反応しなくなったので電池を新品に交換。電圧は2.60Vでした。

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心拍センサー・ストラップの改造・交換

湿気による動作不良と解決法 2016年11月7日

異常値を示すグラフ

朝夕ぐっと冷え込んできて、日課の走りにブルゾン等の防風ウエアを着るようになった頃から、異常な心拍データが表示されるようになりました。

走り出してしばらくは問題ないのですが、30分〜1時間ほど経ったあたりから、坂道を上がっているのにもかかわらず心拍数が落ち始め、乗車時には普通ありえない60bpm(作者の平静時の心拍数)になったかと思うとまた急上昇するなど、明らかに動きがおかしいのです。まず電池の消耗を疑いましたが、測ってみたら2.9Vとまだ十分使えるレベルでした。スナップボタンのサビやストラップの導通も特に問題なし。

上着を着るようになってから異常が起き始めた点から、夏場なら通気性のいいシャツで適当に蒸散してくれた汗が衣服の中にこもるようになり、微細な電位変化をキャッチすべき心拍センサーの端子間に無用な導通(ショート)が起きているのでは?と推測しました。実際、走行直後のセンサーやストラップは汗でびしょびしょでした。


ストラップ中央を1センチ切りとる

ネットで調べてみたところ、同じ症状を経験した人は何人かいらっしゃるようで、端子間の電気的絶縁を確保すれば動作が安定するという解決法も見つかりました。しかしその方法はなんとストラップを切り刻むという荒療治・・!

いくら安物とは言え、買ってひと月も経っていない品にハサミを入れるのには抵抗がありましたが、まともに動かない状態のままではセンサーを付ける意味がありません。イチかバチか、思い切ってバッサリとカットしました。

空隙を設けるため、中央部分を10ミリほど取り去るのがコツだそうです。


スナップボタンのみで固定

左右のストラップが動いても接触しないよう角を落とし、センサーをセット。ストラップのテンションはスナップボタンが受け止めてくれるので大丈夫です。

この改造をやるとスナップボタンだけでストラップを装着出来るので、今までのようにフックで引っ掛けた後に横にずらして正面に回さなくてもいいので楽です。必要のなくなったフックは反対側とミシン糸で結び、抜けないようにしました。


正常に戻ったグラフ

改造後、コースや服装を同じ条件にして何度か走ってみましたが効果はバッチリで、異常なデータは出なくなりました。思い切ってやってよかったです。

ちなみにKaradafit Heart HRM-10の交換用ストラップは単品販売されていませんが、アマゾンのユーザーレビューを見回してみたところ、キャットアイの心拍センサー装着ベルト160-3595と互換性がある、というレビューを見つけました。価格も数百円。

心拍センサーのストラップは消耗品に近く、1〜2年毎に新しく買い換える人もいるとか。そのうち試してみようと思っています。


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キャットアイ 160-3595 心拍センサー用ストラップ 2018年6月20日

Karadafit Heart HRM-10を使い始めて1年と8ヶ月、動作は問題ないものの、ストラップのゴムがかなり伸びてきて、長さ調整を限界近くまで縮めても、走行中にずり下がってきてしまうようになり、かなり不快。

上記にある通りKaradafitはスペアを販売していないので(と言うより、すでにセンサー自体の販売が終わっているようです)、互換性があると言われているキャットアイの心拍センサー用ベルトを選んでみました。

キャットアイのストラップ

製品名は素っ気ない番号で160-3595というもの。CATEYEのタグが付いているほかはkaradafitオリジナルとほぼ同じで、ベルトの幅も変わりないように見えます。


導電部の比較

少し違うのは、素肌に密着して心拍数を拾う導電性の電極が少し長くなっている点。他は連結方法もオリジナルと変わらず。


スナップボタンの距離比較

気になる取り付け部分ですが、テンションをかけない無負荷状態のノギス実測で0.8ミリの違いがあったものの、ストラップに伸縮性があるため、全く問題なくセット出来ます。

この部分は統一の規格があるらしく、GARMINやPOLARなど他社製のセンサーもほとんどこれで流用可能なのだとか。


問題なく取り付け可能

装着して使ってみた所、特に電極部分を濡らさなくてもセンサー認識が早く、むしろ純正品よりも使用感はいいです。

価格も数百円と買いやすく、交換用にはおすすめですね。


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