これまで使っていたサドルがかなりボロくなってきたので、新しく交換しました。ブリヂストン・アビオス用コンフォートサドル VL3098。交換用サドルとしては安価な部類ですが、ブリヂストンの同名の高級シティサイクルで純正装着品またはオプションとして用意されているもので、厚めのパッドに最近流行の穴開きタイプです。重量は実測で435グラム。
ブランドはブリヂストンですが、裏面にはサドル専門メーカーであるVELOの刻印がありました。他社のカタログ写真でもほぼ同じ外観のものをよく見かけますので、共通のベースモデルでいろんなブランドに向けてOEM供給されているのでしょう。
穴開きサドル、最初は違和感があってかなり気持ちわるかったのですが、一日乗っていたら、これはこれでアリだなと思えるようになりました。厚めのクッションがFDB206特有の立ち気味のハンドルポジションに丁度いい感じです。骨盤とお尻の肉との間に唐突なショックが来ないから、ちょっとした段差でいちいちお尻を浮かし気味にしなくてもいいので、なかなか快適です。人間って何にでもすぐ慣れてしまうものですね。
2007年8月4日追記 購入後約1ヶ月、走行距離で250キロほど使ってみましたが、感触はおおむね良好です。またがる部分の幅が少し広いせいか、最初のうちはペダルを早回し気味に漕ぐと、サドルの角と当たるお尻の一部がこすれて、30分も乗っていると軽くしびれる感じがありましたが、この1ヶ月で尻慣れしてきたのか、今ではほとんど気になりません。しかしサドルまかせにしてドッカリと座り込んだまま長く乗っていると圧迫感が出てきます。やはり段差などでは今まで通り腰を浮かして体重を逃がすのがいいようです。
先のアビオス・コンフォートに替えてから約8ヶ月。街乗りレベルではおおむね好感触だったのですが、ちょっと長めの距離(30キロ以上)を一度に走ると、サドル上面の角に当たる大腿部付け根部分や、面積の広いサドル後方に面したお尻の感覚が微妙にむずがゆくなってきます。ありていに言えば、長い距離を走るとケツが痛くなるわけです。
以前使っていたロード用の薄く固いサドルではこのような事はなかったので、どうも長い距離を走るにはサドル面のクッションがやわらかすぎるようです。それに加えて上でも少し書いた点ですが、サドルの角にあたる部分がやっぱり気になります。というわけで、もうちょっとしっかりとしたスポンジと細身のセンター部分を持つ、ややスポーツ向きに作られたサドルを次期候補として探してみる事にしました・・。
フォールディングバイクユーザーが集う老舗サイトYAMAHONで行こう!にてアドバイスをもらい、スペシャライズド製のBGコンフォート・クラシックというモデルに決めました。お尻を乗せるべき部分がV字に深く切れ込んだ独特の形状。初めて見る人は座るのをためらってしまうかもしれません。
実測重量はアビオスよりも若干重い465グラム。
座面は先のアビオスよりも若干固く感じましたが、体重で大きくつぶれて変形する感覚がないのはいい点です。それでいてクッションはそれなりに効いていて、肝心な部分をしっかりサポートしてくれている感じです。
最初はV字の谷間でお尻の穴周辺をぎゅーっとつかみ出されているような感触が残りますが、これもアビオス同様すぐ慣れました。
2008年5月26日追記 購入後約3ヶ月、走行距離で500キロほど使ってみました。不慣れ感はほとんど消え、50キロを越える長距離でも特に問題はないようです。気になる点としては、駐輪時に車体を移動させる場合、今までの習慣でサドル後方に手をかけて持ち上げようとすると、ご覧の通りV字に大きく切れ込んでいるため真後ろがつかめません。そこで横側をつかむ形になるわけですが、これだと重心からずれてしまうため車体が斜めになりやすく、不便に感じました。
このお正月休みに自転車をいろいろいじっていた時、ちょっと試しにESCAPE R3に標準で付いてたサドル(VELO・VL3061)に換えてみたところ、これが思いのほかいい感触だったので、BGコンフォートと入れ替えてしばらく使ってみる事にしました。実測重量408グラムとやや軽く、サドル後部が割れていないので移動時につかみやすいのもいい点です。
展開時にサドル高の調整がしやすいよう、シートポストに目盛りを入れてみました。
最初は油性のペンで目印をつけていたのですが、毎日のように折りたたんで家の中に収納していると、すぐにかすれて消えてしまうのです。
やり方は簡単、金ノコやモーターツールを使って1センチおきに軽くスジを刻むだけ。軽合金製なのでほとんど力は要りません。引く時にズレないよう、金ノコの刃の側面に親指のツメをあてがいながらやるのがコツです。